今回は英語を学習するときに直面しがちな「英語コンプレックスとその対処法」についてお話しします。

他人と比べない


英語を学ぶ上で気をつけたいのは、「他の人と自分を比べない」ことです。落ち込んでいては、知っている英語すらうまく使えなくなってしまいます。日本人は英語にコンプレックスを感じている人が多いせいか、自分だけできないような気持ちになることが多いです。「隣の芝生は青く見える」と言うように、「無意識に人と比べて凹んでしまう」という悩みの克服方法について説明します。

あなたの英語貯金はどのくらい?

今は英語が上手な人も、「受験で死ぬほど勉強した」、「過去に英語で苦労した」など何らかの経験を積んだからこそ、今の英語力に到達しているかもしれません。私はこれを英語貯金と呼んでいます。できる人も実はかなり英語貯金歴が長いなんてこともあります。貯金がないなら今から始めればいいのです。小銭を貯める500円貯金に似ています。私の場合は1円〜100円くらいでしたが、気付いたら貯金箱がずっしり重くなっていたという経験があります。

留学経験者やハーフの人がまわりに多い場合

帰国子女やハーフの人なども、別の悩みを抱えています。留学経験者なら、「留学中英語ができなくて泣きながら勉強した。」と言っていた人もいました。そして、帰国後にも密かに英語力を保つ努力をしています。ハーフの人でも、「実は親が英語圏の人ではないのに、見た目が外国人だから英語ができて当然と思われて困った。子どもの頃から英語で話しかけられたり、英語ができないとバカにされたので必死で覚えた」という人もいました。

まずは自分の現在地を知りましょう。

英語学習者がやるべきは、自分の現在地を知ることです。
まずは、「過去の自分」と「今の自分」を比べてみてください。

英語をはじめる前はどうでしたか?

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A子さん
そういえば、Google 翻訳で訳したままコピペで英文を作っていました。
今思えば、やばい状態でした。
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講師M
学習を始めて1年ほどたった今はどうでしょうか?
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A子さん
拙い文ではありますが、自分で書いています。
確かに、振り返ってみると、以前よりできることが増えていますね。

過去の自分と今の自分を比べるときは、「なりたい自分」にどのくらい近づいたかを考えてみます。全体ではなく、「英語を読むのは楽になった。英語でメールが来ても辞書引く回数が減った。」などのように考えます。

ネガティブな人やグループとは距離を置きましょう

今いる場所がコンフォートゾーンになっていないでしょうか?「どうせ私なんて」や「英語は沼だ」というコメントを連発するような人がいたら、そっと距離を置くようにしてみてください。マイナスの言葉ばかり聞いていても、自分の為になりません。そして「〇〇さんの英語はすごい」など他の人の話ばかりする人も要注意です。自分まで他の人のことを気にする悪い習慣がついてしまいます。