今回は、英検®︎準1級の学習をこれからスタートする人が何から手をつけたら良いのかについてお伝えします。

スケジュール

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Aさん
英検準1級をまだ受験したことがありません。どのように学習を始めたらよいのでしょうか?

まずはスケジュールから説明します。

1
基本の参考書を入手

過去問とパス単を購入

2
パート別のストラテジーを学ぶ

各スキルの解法手順とポイントを知る

3
過去問を時間制限なしで解く

結果分析 → 実力に合わせた戦略を構築

4
本試験を受験(従来型ペーパーテスト)

自己採点で実力を分析→戦略見直し

5
弱点対策

戦略の最終調整(受験の形式に合わせた対策をすること)

6
本試験を受験

英検2級までは一発合格を目指すのも可能ですが、準1級は2回で合格のプランをおすすめしています。早い段階で本試験を受験しましょう。

Q
じっくり1年くらい勉強してから受験した方がよいのでしょうか?
A

求められている英語力を知るには、早い段階で本試験を受験しましょう。自分の現在地を知っていた方が、効率的な対策が可能です。また、学習のモチベーションもキープしやすくなります。

Q
初回受験はCBTでもいいですか?
A

リスニングが得意という人はCBTと従来型どちらでも構いません。ただし、リスニングが苦手な方は従来型を受験した方がよいです。(従来型テストは問題の先読みができるので、リスニングが苦手な人でも対策ができます。)

Q
コーチングを活用すると効果的なのはどの工程ですか?
A

パート別のストラテジーを効率よく知ることができます。また、自分の試験結果を元に最短で合格できる戦略プランをお作りします。弱点対策を独学でやろうとすると何倍も時間がかかる場合があります。短期間で結果を出したい方にはコーチを付けることをおすすめします。

テスト戦略とは?

進学や転職のために英検が必要であれば「最短で英検に合格する」必要があります。現在地からどのスキルをどのように上げればよいのでしょうか?弱点対策するには戦略が必要です。

こんな勉強していませんか?

  • ひたすら過去問を解きまくっている
  • 単語だけやっている
  • 4スキルすべてを頑張っている
  • 手付かずのパートがある
  • テストテクニックだけ習得した
  • オンライン英会話だけやっている

戦略が必要な理由

弱点を強化しきれない

全スキルを同じように学習すると、無意識で得意なところにより多く時間を使うようになります。毎日勉強しているのに結果が出ない人にはこのようなことが起きていることが多いです。

「弱点はリーディングなのに、好きなリスニングだけやっている」
「語彙が足りなくて不合格になっていたのに英会話でスピーキングを練習している」

自分の得意スキルを知らない

英語学習者には大きく分けて2タイプの人がいます。「インプット型の人」はリーディングやリスニングが得意です。「アウトプット型の人」スピーキングとライティングが得意な傾向が高いです。「自分の強みを生かしたターゲットスコア」を決めていない人が大半です。

全スキルで満点を目指したい人は別ですが、合格するにはどのスキルで点を取るのかを決めておく必要があります。一旦、戦略が決まるとやることもグッと絞れて効率的に時間を使うことができます。

テストテクニックのみ詳しい

世の中には無料の情報が溢れています。YouTubeで体験談を載せている人やカリスマ系の満点講師の学習法も無料で入手できます。

3回以上不合格になってから受講を決める生徒さんの大半がテストテクニックを熟知している傾向があります。

出題傾向を研究しているし学習法をあれこれ試している人は「過去問も答えを覚えるくらいやっているのに、なぜか合格できない」と言います。このような方は、他の人にとってうまく行った戦略が自分に合っていない可能性が高いです。

また、言いにくいのですが、「足りないのは英語力だけ」という場合も多いです。

英検合格に必要なこと

戦略を決めて学習を始めたら、あとはやり切ることです。途中で「こんな学習法があるらしい」と情報が入ってきても無視してください。他の人の成功談は時として障害にしかならないときがあります。

  • 学習のやり方:正しい方法で学習に取り組めているか
  • 学習の深さ:効果が出るくらいの量をこなし深く理解しているか

英検学習にPDCAを取り入れるべき理由

皆さんのスキルの上達は日々変化します。正しい戦略も定期的に見直しが必要です。同じ学習内容を続けていくとしても、意識する場所や学習メニューの時間配分を変えた方がより結果が出ることもあります。

また、結果に現れていなくても、目標のどの地点まではできているのかを知って次の一手を打つためにPDCAは有効と言えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。