今回は2021年12月19日(日)に御茶ノ水にあるテストセンターにてTOEFL iBTを 受験してきました。これから受験される方に参考になれば幸いです。

試験当日30分前までに到着

昔ながらの郵送された受験票を持って試験会場へ行くスタイルの資格試験と違って、TOEFL iBTはオンライン上で申し込んで前日に直前のお知らせメールがくるくらいです。

英語講師でありながら、このスタイルの語学試験は毎回不安がいっぱいです。今回も前日までに以下のことを確認しました。

・会場の場所と地図

・出発時間と到着時間

・身分証明書

当日は45分前までに駅に到着するように家を出ました。多少の交通時間の遅延も予想して早めに出たら、本当に5〜10分くらい遅れて現地に到着しました。

朝起きる時間

試験開始が午前10:00の試験は、3時間前までに起床がコツです。今回はこのとおり、前日は早寝をして当日は6:45に目が覚めました。
リーディングのときに既に脳が覚醒していて、(最後に画面に表示される概算スコアですが)28点を取ることができました!

会場に到着したらやること

自分のIDからグループ番号を確認

初めての人は戸惑いを感じるのですが、入り口のところに張り出されているリストから、自分のID番号を見つけます。M5やM4のようにグループ分けされています。

グループ名の記載されているクリップボードを一つ取ります。

書類にサイン

英語で書かれた文章を確認して、最後に名前とサインと日付を記入します。また、受験する試験にチェックを入れます。

サインはパスポート(自分が提示する身分証明書)と同じ表記で書きましょう。私はなんとなく英語で署名したら、「二重線引いて、パスポートと同じ漢字で書いてください」と注意されました。

受付〜着席

クリップボードに書かれている番号で呼ばれます。呼ばれたら、服装チェックをされます。

  • ポケットは裏返して外に出す
  • 手首と足首を見せる
  • 金属探知機で職員がチェック
  • 身分証明書を提示(パスポートは写真が見えるページを受験者が開いて見せる)
  • メガネとマスクは外して内側を見せる
  • 名前と生年月日を聞かれる
  • 受付時には写真撮影あり
  • 初回受験か聞かれて、初回と答えるとボタンの使い方の説明がある

かなり細かいです。でも不正を防止するために徹底しているのは好印象でした。

着席すると、画面上で注意事項を一読した後にヘッドセットの音量とマイクチェックをします。「I live in Tokyo. I live in Tokyo.」のように部屋中の受験者がブツブツ言っているのが聞こえてきます。

リーディング

入ってきた順にテストを開始するので、早々にリーディングをスタートした私は他の人のマイクチェックの声でなかなか集中できませんでした。

以前、普段は優秀な生徒さんがリーディングで4点しか取れなかったことがありました。今回受験してみて、そのときの気持ちが痛いほど理解できました。私はパッセージを読むときに両耳を指で塞いで読むようにしたら、他の人の声が聞こえなくて集中できました。

以前よりもパッセージの1段落目が長くなっている?!

去年(2020年9月)に受けたときよりも、パッセージの1段落目が明らかに長くなったように感じました。慌てずに取り組みましょう。

最初に表示されるリーディングの時間が72分のときは?

72分と表示されたらパッセージ4つ出題されます。つまり、「ダミー問題」が含まれているということです。今回は72分でした。
「ダミー問題」とは、テスト開発などの研究のために出題される問題のことで、得点に含まれません。私は今回は最初のパッセージの1段落目が異常に長かったので怪しいと感じました。

前半はなかなか集中できずゆっくりでしたが、後半はタイムマネジメントを意識するようにしました。

終わったときに残り時間4秒とギリギリでしたが、時間内ですべて終えることができました。最後に表示されたリーディングのスコアは28点でした。

メモ用紙は3枚

リスニングやスピーキングでメモを取りたい人は、メモ用紙をA4で3枚もらえるというのを前提に練習しておくと良いでしょう。席に置いてあるボタンを押せば追加をもらえますが、時間のロスになるので3枚で済ますのが賢明です。

A4用紙は縦半分に折り曲げて使用しました。両面で3枚とも使用しました。

リスニング

リスニングで気をつけたいのが制限時間。カウンターが右上に表示されます。ゆっくりと答えていたら、時間切れになりそうでした。タイムマネジメントの観点から言えば失敗でした。

カンバセーションの問題が難しくなってきている

市販の問題集では学生と大学職員のカジュアルな会話で難易度が低いものが多いです。しかし、本番は、よりアカデミックなレクチャーに近いディスカッションが出題されます。

今回は少し難しく感じました。自分ではレクチャーよりも会話の方が得意と思っていたのですが、今回はレクチャーの方が聞きやすかったです。

残念ながら、今回は時間配分を失敗、そして集中が続かず結果は23点でした。リベンジしたいです。

スピーキング

設問タイプを紹介するとこんな感じです。

Independent Speakingは問題が長くなっている

問題が「Children should not play games. Do you agree or disagree?」のようにシンプルではなく、4行くらいの長い設問でした。この傾向は以前から続いていますね。

設問は長くても、練習した短い問題と似たような内容が出題されました。

Integrated Speakingはやさしめでした

どの問題も型どおりで比較的簡単なものが出題されました。基本を忠実に準備しておいて正解でした。Conversationの問題では、大学院生がレクチャーをする制度を始めると言うアナウンスメントでした。

ライティング

ライティングこそ、事前に練習が可能なパートです。Official Guideに掲載されている高得点のモデルエッセイを研究しました。構成から表現まで参考になることが盛り沢山です。また、評価基準も確認すると何を求められているのかが理解できるようになります。

Integrated Writing

たまに話者がリーディングパッセージに対して賛成なのか反対なのか曖昧な時がありますが、今回は明らかに反対でオーソドックスな問題でした。ポイントも明確で詳細まで聞きやすかったです。

増加する外来種のlionfishを獲って、食用として販売する話でした。リーディングでは賛成でしたが、レクチャーでは反対意見を述べていました。

Independent Writing

「子ども(6-12歳)が学校でTechnologyを使うべきか否か」という問題でした。反対意見は「1日の使用時間を1時間未満にすべき」という意見でした。比較的書きやすいエッセイトピックでした。350語くらいは書けました。

最後に

これからTOEFL iBTを受験しようとしている方も既に受験経験のある方にも参考にしていただければと思いました。ストラテジーについてはまた別の機会にブログ記事にさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。