
今回は英検®︎準1級の単語についてです。英検®︎準1級に「合格できた人」の多くがこのやり方で対策をしています。参考にしていただければ幸いです。
なぜ単語を覚える必要があるのか?
単語の学習法については様々な意見があります。英検を受験される方の目的によってアドバイスが変わります。今回は「どうしても次回合格したい!」という方を対象にお話をします。
まずは、なぜ単語をやるのかという目的意識を持つことです。なぜ単語を大量に覚えることが英検合格に直結するのでしょうか?
答えは簡単です。それは最も効率がよい英検対策だからです。
単語力が求められるのは最初の「空所補充問題」だけではありません。
- リーディング・リスニング:冒頭部分に知らない単語があると「そもそも何の話」かがわからない。
- ライティング:ポイントのキーワードに知らない単語があり使えない。また文章が稚拙になってしまい高いスコアが出ない。
- スピーキング:述べたい意見があってもそれが意見にできない。

他のパートの対策をしても「歯が立たない」「和訳を見て意味を確認しないと理解できない」と感じているなら単語と文法力不足が原因の一つと言えます。
そう感じているなら、英検対策をする効果が期待できます。
単語対策をはじめる前に
ではどのようにパス単をを覚えれば良いのでしょうか?
これには前提条件があります。
単語対策をするには1ヶ月「単語を覚えるための時間」を優先させてください。本気で1ヶ月で1冊覚えるには1日3時間ほどかかります。
正直言って、1ヶ月間は時間を取る覚悟が必要です。実際は4週間ですが、学生ならテスト期間があり、社会人なら月に1度は仕事が忙しい週があるかもしれません。一週間をバッファーと捉えたと仮定して、パス単を一周するのに1ヶ月かかります。
単語学習のやり方
知っている単語と知らない単語の仕分ける
土日など「まとまった時間が取れるお休み」の前日までにパス単を買ってきてください。学習を始める前に、丸一日使って知っている単語の左横に✔️をつけてください。知らない単語が一目でわかるように仕分けます。既に知っている単語の勉強は基本的にやりません。
新しい単語を1日100個覚える(週500個)
週5日、1日一つのSection(100語)を見ていきます。右側を隠して、一つずつ日本語で意味を言えるか確認します。出てこない時はすぐに右側で意味を確認します。難しそうな単語は右側の例文を読みます。言えない単語があったらその都度確認、そして一番上からもう一度やり直します。ページの下までやったらそのページは終わりです。タイマーで時間を測って1ページを5分以内で終わるようにしてください。終わったら次のページへいきます。これを10セット行ってください。終わったら、10分休憩してもう50個やりましょう。
覚えた翌日(または翌々日)に復習する
既に一度やっているので、半分ほどの時間で行います。タイマーで5分測って2ページ単位で進めてください。50分で見直します。復習したときに覚えていない単語には印をつけてください。私はスラッシュ「/」を入れています。
この復習を入れると全部で3回新しい単語を学習できます。土日にはぜひ「音声」を聞いてください。発音とアクセントの位置を確認する。例文を音読・シャドーイングするなどすると効果的です。時間に制限がある場合は、印をつけた覚えられない単語を中心にこうした学習を行ってください。
単語が覚えられないという人に
「単語を覚えるのが苦手」という人は多いかと思います。講師としてそういう方に数多く接してきた経験から、苦手な方は「できないという暗示を自分にかけている」ようです。
「できないという状態」がその人の「コンフォートゾーン」になっていて、心地よいのです。あらゆる理由を述べて「できない」と他の人を説得するのですが、「もし今日中に単語を覚えないと1000万円の罰金が課せられる」と言われたらどうでしょう?ほぼ全員が覚えられると思います。
覚悟を決めるのには勇気が要りますが、一度決めて取り組み始めるとその手応えを感じるのは間違いありません。もし少しでもやってみたいと思うならいつでも全力でお手伝いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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